子供が産まれると気になる「3歳までが勝負」だとか「脳細胞が若いうちに」という言葉。親としては気になるところですよね。でも、本当に3歳からでは遅すぎるのでしょうか?
このことは、4〜5歳前後で記憶のメカニズムに大きな違いがあることと関係しそうです。4〜5歳までの記憶はあっても断片的で、ほとんど思い出せません。
これは、皆さんも実感しているところではないでしょうか。
最近になって、脳科学の研究から、海馬とそれに繋がる前頭葉が4〜5歳になるまで充分に育っていないために起こるらしいことがわかってきました。海馬とは、「旧哺乳類の脳」といわれる大脳辺縁系に属する、長期記憶の定着に関与している部分です。
でも、4〜5歳までに起こったことは全部忘れているわけでもないのです。「扁桃体」という部分は生まれたときから既にその機能がほぼ整っています。扁桃体は海馬ほど高性能ではないので、細かいことを系統立てて覚えてはいられないのですが、感情を伴った記憶はここでなされているのです。幼児期に受けたトラウマはここで記憶されたものであるとのこと。
従って、幼児期は記憶を司る脳の部位が未発達なのです。長期記憶を司る海馬が充分発達するのはだいたい5〜6歳とのこと。それ以前に、正確な知識を定着させようと思っても、そもそもかなり無理があるらしいのです。小学生になってからお勉強を始める、というのも脳科学的に理にかなっているのかもしれません。
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