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胎児の自己防衛?「つわり」

妊娠すると多くの人がその洗礼を受けることになる「つわり」。「吐きづわり」「食べづわり」「眠りづわり」とそのタイプも様々ですし、個人差が大きいものです。でも、中には入院するまでになってしまう重症の方もいますから、たかがつわりと侮れません。

さて、このつわりですが、どうやらお腹の中の赤ちゃんが自分を守るための作用のようだという最近の研究報告があります。

妊婦の約60パーセントが妊娠後の2,3ヶ月間に吐き気や食べ物への嫌悪感を覚えます。人間が食べる食べ物のほとんど、とりわけ味が濃い野菜や苦い野菜は、天然の殺虫剤を含んでいます。概して人間には害はないのですが、人間になりかけの「胎児」には影響があるかもしれないとのことです。

生物学者のプロフェットは、妊娠3週から4〜5ヶ月まで続くつわりの時期は、胎児の内臓、神経の形成期と重なると指摘しています。さらに、妊婦が吐き気を覚える食べ物は、キャベツやニンニクなど胎児の発育を妨げる可能性が高い食品であることがわかりました。

コーネル大学のシャーマンらは8万人の妊婦を対象に行った研究を本にまとめました。プロフェットの指摘通り、妊娠中に特定の食品を受け付けなくなったグループの方、つまりつわりのあった妊婦のグループの方が妊娠前と同じ食生活を続けたグループよりも流産の率が低かったということです。すごい話です。

とはいえ、妊婦が避けるべき食品を特定するには、まだ研究データが不足しているそう。とりあえずは、身体の要求に従い、食べたくないものは食べない方が無難でしょうとのことです。

ひょっとすると、「眠りづわり」も「無理するな」という胎児からのサインなのかもしれません。恐るべし胎児。この頃って体長数cmかそこらなんですよ。

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